第40回秋田錦牛銘柄確立共励会(枝肉)がこのほど、秋田市の秋田県食肉流通公社で行われ、65頭の黒毛和種が出品されました。その中で最優秀賞を獲得したのは、由利本荘市の伊東勝美さんで、受賞した牛は父「徳茂勝」、母の父「高栄」、母の母の父が「北国7の8」で、格付がA-5、枝肉重量が584.0㎏、BMS№11という最優秀賞に相応しい枝肉でした。伊東さんは今年2月に行われた枝肉研究会に続く連続の受賞となりました。
全体の上物率は69.2%という非常に高い結果でした。
最優秀賞の枝肉価格については1㌔あたり3,310円という値段がつきました。(参考:平均価格1,837円)
今回は、うまみ成分と関係があるとされる「オレイン酸」を測定器を用い全頭計測し、ベスト10を発表しました。その中で、選定基準のうち最も優れていた枝肉に「うまみ賞」を授与いたしました。
授賞式終了後、記念講演が行われ全国和牛登録協会、情報解析課課長補佐、勝田智博氏を講師に迎え、「和牛維新からの美味しい秋田錦牛へ」というタイトルでご講義いただきました。
以下受賞者は次のとおりです。
優秀賞:高橋京悦(潟上市)父牛「美津照重」
優秀賞:菅原喜代秋(潟上市)父牛「堅義」
優秀賞:熊谷典夫(由利本荘市)父牛「平忠勝」
優秀賞:渡辺裕之(横手市)父牛「北平安」
優秀賞:伊藤重男(横手市)父牛「勝忠平」